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【東京】福島県からの原発避難者との交流会~楢葉町より~ [イベント開催]

2015年7月11日(土)

福島県双葉郡楢葉町から東京都世田谷区に避難されてきたお二人と交流する機会を設けました。
 
2015-07-11 18.13.12.jpg 
 
お二方は「月桃の花」歌舞団のミュージカル「ガマ人間あらわる」関東本公演をご覧になっていただいたそうです。
 
椎葉町は福島第一原発から南へ20km圏内、福島第二原発が立地している町で、避難指示がこの夏にも解除されようとしている町です。
 
Nさんは実は大熊町の福島第一原発のすぐ近くに長くお住まいになったことがあり、福島第一原発の写真がニュースに取り上げられると当時のお住まいが写っていることもあるそうです。
お子さんの急性白血病(!)によるご逝去もあって楢葉町に移られたとか。
 
Oさんは生まれも育ちも嫁入り先も楢葉町。
ご自宅は山のほうで、現在もまだ線量がかなり高いそうです。それでも楢葉町の避難指示が解除されるときは全町一斉に解除されることになりそうです。 
大地震の数日後、とても大きな音が聞こえて「裏山で岩(いし)でも転がったか!?」と見に行くと何も起きておらず、帰ってテレビをつけると原発が爆発したニュースが流れていたそうです。 
長男のかたが3.11当時に福島第二原発で勤務されていたそうです。
 
Oさんのご家族に限らず、まともな産業が少ない椎葉町では長男が近くの原発で働いて実家の農業を手伝うケースがとても多いそうです。
 
Nさんのご友人の息子さんが原発事故の後、恋人の親御さんから「そちらにお住まいの方のところへは娘を嫁に出せません」と破談にさせられたそうです。楢葉町に住まなくてもかまわない、と言ってもダメだったそうです。 
 
避難先で東電の職員から「あなたたちは今まで原発の恩恵を受けていたのだから」と言われ、「原発の恩恵って何?」とパニックに陥られたとのこと。後でよく考えたら、何でもない農道まできちんと舗装が行きとどいていたりしたのが「原発の恩恵」なのか?とか思い当たったそうですが、地元住民にとって「原発の恩恵」を肌で感じることは無かったそうです。
 
そもそも、原発という施設に特別な意識を持ったこともなく、何度か見学に訪れて「安全であることの説明」(!)を受けたことがある程度だったそうです。 
 
爆発事故の後に楢葉町役場からいつどのような指示がでていたかの話がお二方で食い違うことが度々あり、おそらく楢葉町の町内でも場所によって指示の出しかたが混乱していたのではないか?と推測されます。
 
「月桃の花」歌舞団はミュージカル「ガマ人間あらわる」を制作するにあたって多くの住民や関係者からお話を伺ってきましたが、まだ知らなかった世界がそこにあることを思い知らされました。
 
(殿下) 

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